ぬるいですが若干性描写がありますのでご注意ください。(INしてませんがルルーシュがGOしてます/笑)

  「ねぇ、ルルーシュ。悪いんだけど、教科書見せてくれないかな?    慌ててたみたいで教科書忘れちゃって……。」    困り顔のスザクが申し訳なさそうにそう言ってきたのは、    その日の授業もこれで最後という時だった。    犬耳が見えるんじゃないかと錯覚するほど眦を下げて俊としている様子に、    ましてや日頃からスザクに甘いと自他ともに認める自分が否を唱えるはずもなく。    ルルーシュはにこやかな笑顔で了解の意を伝えた。    

   ハウリング*ラビリンス 1

   何かがおかしいんじゃないか、と気付いたのは授業が始まってそうたたない頃だった。    教科書を見るためなのだとは分かっているのだが、それにしてはスザクが    近くに寄りすぎている気がする。    リヴァルが欠席で自分たちの後ろには誰もいないのだから、別に誰かに見られて    困るというわけでもないのだが、それでもやはり多少の気まずさは感じるわけで。    さりげなく椅子をずらし窓際へと体を移動させてみるも、何故かいつも    自分のすぐ傍にはスザクの顔がある。    ――少し、気にし過ぎなのかもしれないな。    だから錯覚にも過ぎないことにも過剰に反応してしまっているのかもしれない。    自分の中で沸いた疑問にそう納得をつけた、その矢先のことだった。    「……っ!?」    ルルーシュは太腿辺りに突然感じた熱にびくりと体を震わせる。    思わず上げかけた声を無理やり飲み込むとルルーシュは隣のスザクへと視線を向けた。    その瞳に多少の困惑が混じっていることにスザクはそっと口端を吊り上げる。    スザクの笑みに不穏なものを感じたルルーシュは反射的に逃れようとするが、    彼に腕をつかまれることで身動きできない状態へと追い込まれてしまった。    まるで逃げるのは許さないと言うかのようにルルーシュの腕を強く握りしめる    スザクを睨みつけるも薄く笑みを浮かべるばかりで、少しも離す様子を見せない。    しばらく無言で睨みつけていたルルーシュだったが、太腿に置かれたままだった手が    次第に内股へと動き出したのを感じ、たまらず口を開いた。    「……っ、何のつもりだ!?」    体を震わせるルルーシュに小さく笑みを零し、その耳元に唇を近づけスザクは囁いた。    「ルルーシュ、僕に何か隠し事をしてない?」    耳朶をくすぐった低い声音に明らかな怒りを感じ、ルルーシュは顔を跳ね上げた。    スザクは口元こそ笑みの形を保っているものの目は少しも笑っていない。    「……沈黙は肯定、ということかな?」    腕をつかむ手に力がこめられ、ルルーシュは僅かに顔を歪める。    片腕を拘束することでルルーシュの動きを制限するとスザクは明らかな意図を持って    手を動かし始めた。    「何のことだ……っ!」    次第に中心へと向かっていく手を慌てて左手で抑え込む。    しかしスザクはその抵抗をものともせずズボンの上からルルーシュ自身を    きつく握り込んだ。    「い……っ」    「しらばっくれても無駄だよ。」    淡々と言葉を紡ぐスザクにルルーシュは訳が分からないと首を振る。    「だから何の話……っ」    「……昼休みの行動を思い出すんだな」    「昼、休み……?」    昼休みには生徒会の集まりがあったから、そこでご飯を食べて……    いつもとなんら変わらない昼休みだったはずだ。    スザクの手に思考がぼやけるのをこらえながら必死に自分の行動を思い返すが    思い当たる節が全くない。    いや、そういえば今日……    何かが思考の隅に引っかかったのを感じ、ルルーシュは記憶の糸を手繰り寄せた。    そう、あれは――……    「……うぁっ!?」    しかしあと一歩という所でようやく浮かんだ記憶は綺麗に霧散してしまう。    ルルーシュは零れた声に慌てて口を抑え、スザクに殺気を込めた視線を投げつけた。    「スザクっ!お前っ、ここがどこだか分かってるのか!?」    ルルーシュが思考に沈んでいる間も動き回っていた手は、気づけばチャックから    ズボンの中へと忍び込んでいた。    下着の上からとはいえ、緩く立ち上がりかけている自身の形をなぞる様に撫で上げられ、    否応なしに追い上げられる体を持て余しながらもルルーシュは次第に上がっていく吐息を    必死に抑え込む。    「分かっているよ。ここは教室で今は授業中。バレたら大変なことになるね。」    「っ、だったら……んんっ!」    涼しい声音のまま自身の淡い切れ目を下着越しに抉られ、噛み殺しきれなかった吐息が漏れた。    幸いにも教師の声に掻き消されたらしく、誰にも気付かれなかったようだが    それも時間の問題だろう。    自身の声が漏れないようスザクの腕を抑えていた手で口元を覆うが、スザクはその努力を    嘲笑うかのように一層激しく責め立て始めた。    袋をやわやわと揉み込み、根元から先端へと向けて強弱をつけながら撫で上げていく。    先走りが滲みだした先端の穴をカリカリと爪先で弄っては、時たま穴を広げるように爪を    食いこませる。    スザクの手に翻弄され、ルルーシュの体は絶えず白魚のように跳ねあがり、    手の隙間からは熱い吐息が零れ続けた。    「……こんな場所なのにこんなに濡らしてる。やっぱり君は淫乱だな。」    「ちが……それはっ、お前が……あぁっ!」    「僕が、何?」    「んっ……ふ、ぅあ……も、やめっ」    「なんだ、もう我慢できないの?本当に忍耐弱いな、君は。」    仕方がないな、とでも言うかのように息を吐き出したスザクにルルーシュの体からは    目に見えて力が抜けたのが分かる。    その様子にスザクはことさら楽しげに緑の瞳を細めると、そっとルルーシュの耳朶を    甘噛みして囁いた。    「これで許されるだなんて思わないよね。」    「……え?」    笑み交じりに告げられた声にびくりと体を震わせたルルーシュが警戒するより一瞬早く    スザクは根元をきつく押さえつけると空いた手で強く先端の穴を抉った。    「――――っ!」    油断しているところに襲って来た刺激は達するに値するほどの快感をルルーシュにもたらす。    しかし根元をきつく押さえられているため達することを許されず、ルルーシュの体内で    快感が暴れ回る。    あまりに強い快感に一瞬意識を飛ばしかけたルルーシュは体を大きく震わせ、    声にならない悲鳴を上げた。    そのままガクリと机の上に崩れ落ちたルルーシュに薄い笑みを浮かべ、    スザクは先生の注意をひくため高く手を挙げた。    「すみません、先生。ランペルージ君の具合が悪いようなので保健室に連れて行かせてください。」    先生の了承を告げる声を遠くで聞きながら、ルルーシュは逃げ道が閉ざされたのを悟った。  

   また最後まで書けないのに書き始めてしまったスザルルエロ……。    多分一番初めに書き始めたスザルルエロです。最初が授業中教室エロ^^    いやでもR2の席の配置ならこれは絶対やっていると思うんだ、うん(ぉぃ)    とりあえず、保健室でスザに突っ込ませられるよう頑張ります…。 プラウザバックでお戻りください。